2022年6月、ポーランド議会は、妊娠12週までは要求に応じての中絶を認めることで、ヨーロッパで最も厳しい国のひとつである中絶法を自由化する法案を否決した。定数460のセイム州の議員265人の過半数がこの法案を否決した。この中には与党・国民保守党の法と正義(PiS)党員集会のほぼ全員に加え、野党の中道右派ポーランド連合(KP)や極右政党連合(Konfederacja)も含まれていた。ポーランドの法律では、自ら妊娠を中絶した女性は訴追の責任を負わないが、中絶権利運動家らは、最近の嫌がらせ報道は中絶を犯罪化することの結果を浮き彫りにしていると主張している。