ドナルド・トランプは、パム・ボンディを次期司法長官に指名しました。

元大統領で2024年の共和党大統領候補であるドナルド・トランプは、次回の選挙で大統領職を取り戻した場合、元フロリダ州司法長官パム・ボンディを次期アメリカ合衆国司法長官に指名する意向を発表しました。

ボンディは共和党政治の著名な人物であり、2011年から2019年までフロリダ州司法長官を務めました。彼女は医療改革、消費者保護、およびオピオイド乱用訴訟などの問題に関する法的闘いで全国的な注目を集めました。トランプ大統領の任期中に彼女はトランプを強力に支持し、また彼の最初の弾劾裁判で主要なアドバイザーとして、権力乱用の非難に対して彼の政権を擁護しました。

トランプのキャンペーンが発表した声明では、トランプはボンディの「正義への断固たる献身」と「ワシントンのエリートの横暴に対抗するために日々のアメリカ人を支持する実績」を称賛しました。

トランプは「パム・ボンディは人々のために恐れを知らずに立ち上がる弁護士であり、公正、説明責任、そして法の支配の原則を体現しており、我々の司法制度に信頼を取り戻すためには必要不可欠です。彼女は司法省を誠実で卓越な新時代に導くのにふさわしい人物です」と述べました。

ボンディの指名は保守派の間で喝采を浴びていますが、民主党や倫理監視団体からの批判を再燃させました。2013年にトランプ財団からの25,000ドルの寄付を受け入れたこと、これがトランプ大学の調査を進めない決定と時期を合わせていたことが過去に検証され、発表後に再び注目を浴びています。

民主党の指導者たちは既に反対を表明し、ボンディが司法省を独立して率いる能力に疑問を呈しています。上院議員エイミー・クロブチャー（D-MN）は指名を「政治的な権力闘争」と呼び、"誠実さを取り戻すことに焦点を当てるべきであり、党派主義を固定化するべきではない"と訴えました。